atama plus株式会社

社員の声

自分の人生を生きる人が増えれば、社会は新しくなる。

  • 稲田 大輔(Founder)

教育を通じて、新しい社会をつくる

子どもたちが、これから社会に出ていくとき、どうあってほしいか。誰かに決められたレールの上を歩くのではなく、「自分の人生を生きる人」であってほしい、と僕は思います。本来、その役目を果たすのは教育です。社会の変化に対して、教育も変わっていくべきです。
しかし、教育は150年前の明治時代からほとんど変わっておらず、先生が黒板の前に立って全員に同じことを教える形が続いています。当時活躍していた、マニュアルに沿って実行できる人を育てる教育が、今なお継続しているのです。僕自身、さまざまな海外の教育を見てきましたが、今の社会で活躍する人を育てる、新しい教育がどんどん出てきています。だったら、日本の教育を変えていこう。変えることによって、新しい社会をつくっていこう。atama plusのMission「教育に、人に、社会に、次の可能性を。」には、そんな想いが込められています。
さて、どういう力をつけていけばよいか。大きくは2つあります。一つは「基礎学力」。そしてもう一つが「社会でいきる力」です。「基礎学力」は、いわゆる数学、国語、英語など。「社会でいきる力」とは、ディスカッションやコミュニケーション、プレゼンテーションなど、これからの社会で必要とされる力。どちらも大事です。でも今の教育では、「基礎学力」の習得にほとんどの時間を費やしてしまう。そこを、テクノロジーの力で「基礎学力」の習得にかかる時間を効果的に短くして、新しく生まれた時間で「社会でいきる力」を身につけていく。それがatama plusのMissionであり、実現することで、いきいきと自分の人生を生きる人が増えると思っています。


達成率は0.1%。まだ荒波に漕ぎ出したばかり

今は限られたリソースの中で、まずは基礎学力を効率的に習得するための取り組みを全力で行っています。atama plusは現場を大事にしていて、僕もしばしば塾の教室へおじゃまします。そこで子どもたちが「atama+」を活用して勉強する姿を見ると、創業時に「こんな教育をつくりたいよね」と仲間と描いてきた絵を少しずつ実現できているんだなあと感じます。4年前は夢しかなかったですから。
中学生ぐらいってにぎやかじゃないですか。でも「atama+」の授業が始まると5分ぐらいでシーンとなっていくんです。びっくりするぐらい集中している。「あ、勉強にハマってるな」ってうれしくなる。僕は、勉強のできない子なんていなくて、勉強の仕方がわからないか、「勉強できない」と大人が決めつけてしまっているだけだと思っています。だから「atama+のおかげで、勉強が好きになったよ」「できるようになったよ」と聞くと、やっぱりグッときて涙が出そうになる。少しずつだけどMissionの実現に近づいているなあと実感します。
とはいえ、掲げているMissionからすると、達成率は0.1%。まだまだ、荒波の大海原に向かって船を漕ぎ出したばかりです。だから今一番の課題は、採用の強化。これだけやりたいことがあるし、やれることもある。それには、もっとたくさんの仲間とMissionに向かって船を漕いでいきたい。もっともっと加速したい。「新しい学びのあり方をつくる」ということを純粋に追いかけている集団だからこそ、イノベーションを起こしていけると思うんです。なんというか、部活の団体戦みたいな感覚でゼロからつくっていく。それは、すごく楽しいことなのです。


Interviewed: 2021.06.11